ブログを収益化しようとすると、急に見る数字が増えます。
PV。
ユーザー数。
表示回数。
クリック数。
CTR。
RPM。
掲載順位。
セッション。
最初は、数字を見るだけでも大変です。
私もブログの数字を見るときに、
「結局、どの数字から見ればいいの?」
となることがあります。
でも、すべてを同じ重要度で追う必要はありません。
ブログの状態を大まかにつかむなら、私はまず3つに分けて考えると分かりやすいと思っています。
PV。
検索CTR。
Page RPM。
この3つです。
すごく簡単に言うと、
PVは「どれくらい読まれているか」。
検索CTRは「検索結果からどれくらい選ばれているか」。
Page RPMは「そのアクセスがどれくらい収益につながっているか」。
を見る数字です。
この3つを並べると、
アクセスが少ないのか。
検索結果で選ばれていないのか。
アクセスはあるのに収益効率が低いのか。
を切り分けやすくなります。
この記事では、難しい分析より先に知っておきたい3つの数字を、初心者向けに整理します。
| 数字 | 何が分かる? | 低いとき最初に見る場所 |
|---|---|---|
| PV | 読まれている量 | 集客・記事テーマ |
| 検索CTR | 検索結果で選ばれる割合 | タイトル・検索意図 |
| Page RPM | 1,000PVあたりの収益効率 | 広告配置・記事との相性 |
1. まず見る数字① PV|どれくらいページが読まれているか
PVはPage Viewの略で、ページが表示された回数を表すときに使われます。
同じ人が複数の記事を読んだり、同じページをもう一度見たりすれば、その分表示回数は増えます。
ブログ収益化でPVを見る理由はシンプルです。
そもそも記事を読んでもらえているかを確認するためです。
広告収益でもアフィリエイトでも、基本的には読者がページへ来なければ収益機会は生まれません。
そのため、
PVがほとんどない状態で、
広告の配置だけを細かく調整したり、
RPMだけを毎日見たりしても、
改善できる範囲には限界があります。
まず必要なのは、
記事が検索やSNSなどから読まれる状態を作ることです。
ただし、
PVだけを増やせば必ず収益が増える
とは限りません。
同じ1,000PVでも、
どんな記事が読まれているのか。
読者が何を求めて来ているのか。
広告や商品と相性があるのか。
によって収益は変わります。
だからPVは、
「収益そのもの」
ではなく、
「収益を生むための母数」
として見ると分かりやすいです。

2. まず見る数字② 検索CTR|検索結果で選ばれているか
次に見るのが検索CTRです。
ここでいうCTRは、
Google Search Consoleで確認できる検索結果のCTR
を指します。
検索結果に自分の記事が表示された回数のうち、
何回クリックされたか
を見る数字です。
たとえば、
検索結果に1,000回表示されて、
そのうち50回クリックされた場合、
CTRは5%です。
計算すると、
クリック数 ÷ 表示回数 × 100
です。
検索CTRを見ると、
Googleに表示されているのに読まれていないのか、
そもそも表示自体が少ないのか
を分けて考えられます。
たとえば、
表示回数は増えている。
でもクリック数はあまり増えていない。
という場合。
記事そのものだけでなく、
検索結果で見えるタイトルや説明文、
検索意図とのズレ
を確認する余地があります。
反対に、
CTRは悪くないのに表示回数が少ないなら、
タイトルだけを何度も変えるより、
検索順位や記事テーマ、情報量、競合との差を見た方がいい場合があります。
大切なのは、
CTRだけを単独で見ないことです。
表示回数。
クリック数。
掲載順位。
検索クエリ。
これらと一緒に見ることで、
数字の意味が分かりやすくなります。
そしてもうひとつ。
表示回数が大きく増えると、
今までより幅広い検索語で表示されるようになり、
CTRが下がることもあります。
だから、
CTRが少し下がった=必ず悪化
とは限りません。
数字は、何が一緒に変化したのかまで見ることが大切です。

3. まず見る数字③ Page RPM|アクセスを収益に変えられているか
PVと検索CTRを見たら、
次にPage RPMを見ます。
ページビュー1,000回あたりに、
どれくらいの推定収益が発生したか
を見る指標です。
考え方は、
推定収益 ÷ ページビュー × 1,000
です。
たとえば、
1,000PVで500円の推定収益なら、
Page RPMは500円です。
同じPVでも、
Page RPMが違えば、
最終的な収益も変わります。
ここで重要なのは、
PVとRPMを分けて考えることです。
たとえば、
Aの記事はたくさん読まれているけれどRPMが低い。
Bの記事はPVは少ないけれどRPMが高い。
ということがあります。
この場合、
Aの記事はアクセスをさらに増やす価値があるかもしれません。
Bの記事は検索流入を増やせれば、収益への影響が大きくなるかもしれません。
こうして、
PVだけでは見えなかった記事ごとの役割が見えてきます。
ただし、
RPMも1日だけで判断しない方がいい数字です。
広告単価。
読者。
季節。
広告在庫。
デバイス。
記事テーマ。
さまざまな条件で変動します。
昨日よりRPMが低いからといって、
すぐ広告位置を全部変える必要はありません。
一定期間で見て、
他の記事や以前の期間と比べる方が判断しやすくなります。

4. PV・検索CTR・RPMは別々ではなく「流れ」で見る
3つの数字は、
別々に見るより、
読者がブログへ来て収益になるまでの流れ
として考えると分かりやすくなります。
たとえばGoogle検索なら、
検索結果に表示される。
↓
クリックされる。
↓
記事が読まれる。
↓
広告や商品が表示される。
↓
収益につながる。
という流れがあります。
ここで、
検索結果にはたくさん表示されているのにPVが増えないなら、
検索CTRに改善余地があるかもしれません。
検索CTRもPVも増えているのに収益が伸びないなら、
RPMや記事と広告・商品の相性を見る。
そもそも表示回数が少ないなら、
記事テーマや検索順位、コンテンツそのものを見直す。
というように、
どこで数字が止まっているのかを探します。
これができると、
「収益が増えないから全部直す」
という状態から、
「今はここを直す」
へ変わります。

5. PVが少ないときに見ること
PVが少ない場合は、
まず広告より集客を見る方が先です。
確認したいのは、
検索結果に表示されているか。
検索順位はどうか。
検索されるテーマを選べているか。
記事数が十分か。
内部リンクで次の記事へつなげられているか。
といった部分です。
特に公開したばかりの記事は、
すぐに十分な検索データが集まらないこともあります。
数時間や1日だけで結論を出さず、
データがたまる時間も考える必要があります。
PVが少ない状態では、
広告を1枠増やすことより、
まず10人しか来ていないページを100人に読んでもらえる状態へ近づける方が、
影響が大きい場合があります。
6. 検索CTRが低いときに見ること
表示回数があるのにクリックされていない場合は、
検索結果での見え方を確認します。
たとえば、
タイトルを見ただけで記事の内容が分かるか。
検索した人が知りたい答えがありそうに見えるか。
似た記事より具体的か。
などです。
ただし、
CTRだけを上げようとして、
必要以上に強い言葉を使ったタイトルにするのはおすすめしません。
クリックされても、
期待した内容が記事に書かれていなければ、
読者にとって良い記事にはなりません。
CTRは、
「クリックさせる数字」
というより、
検索した人と記事がきちんと出会えているかを見る数字
だと思っています。
7. RPMが低いときに見ること
PVがあるのに広告収益が伸びない場合は、
RPMを見ることで、
アクセスを収益へ変える効率を確認できます。
ただし、
RPMが低いからといって、
すぐ広告を大量に増やすのは避けたいところです。
広告が増えすぎれば、
記事が読みにくくなったり、
スマホ画面が広告ばかりになったり、
サイト自体の印象を下げたりする可能性があります。
私は、
広告収益を増やしたいからこそ、
広告だけを見ないことも大切だと思っています。
記事を読む邪魔にならないか。
画像や図解に重なっていないか。
最初から広告ばかり表示されていないか。
読者が続きを読みたいと思えるか。
その上で、
記事の長さや構成に合わせて広告位置を調整する。
収益と読みやすさの両方を見る方が、
長く運営するサイトには合っていると思います。
8. 数字は「良い・悪い」より比較して見る
PVは何PVあれば良いのか。
CTRは何%なら良いのか。
RPMはいくらなら良いのか。
最初は基準が欲しくなります。
でも、
ブログのジャンルや記事テーマ、
検索順位、
読者、
時期、
広告環境
が違えば数字も変わります。
だから私は、
一律の数字だけで良い・悪いを決めるより、
自分のサイトの中で比較する方が分かりやすいと思っています。
先週と今週。
先月と今月。
記事Aと記事B。
こうして比べると、
自分のサイトの変化が見えてきます。
大切なのは、
数字を見ること自体ではありません。
その数字を見て、
次に何を変えるかを決めることです。
最初は3つだけ見れば十分
アクセス解析には、本当にたくさんの数字があります。
でも最初から全部を理解しようとすると、
分析だけで時間がなくなります。
まずは、
PV。
検索CTR。
Page RPM。
この3つを見る。
PVが少なければ、
集客や記事そのものを見る。
表示されているのにCTRが低ければ、
検索結果での見え方を見る。
PVがあるのに収益が伸びなければ、
RPMを見る。
それだけでも、
次にどこを改善すればいいのかがかなり分かりやすくなります。
数字は、
眺めるためのものではなく、
判断するためのものです。
ブログを続けながら、
少しずつデータをためて、
ひとつずつ改善する。
私はその繰り返しの方が、
一度に全部を変えるより、
結果的に何が効いたのか分かりやすいと思っています。